毎日新聞が一般社団法人日本家族計画協会がまとめた「男女の生活と意識に関する調査」を引用する形で、報道した「セックス離れ:若い男性、性の「絶食化」という記事がありました。結果的にこれは誤報でしたが、誤報と報道される前から、データの推移を、国立社会保障・人口問題研究所のデータと照らしあわせて、このデータがいい加減なものであると私は感づいていました。 当時の全Tweetとぎゃった
絶食系男子の記事や最近のマスコミについてふと思ったのが、国の調査では、男女ともに交際経験率が88年より年々上昇しているという話。最近話題の調査の元データとか、いつと比較したのか、項目の文言が違うのではないかとか、そういうの確認したい。
— あしやまひろこ (@hiroko_TB) 2015, 2月 16
これは自称社会学者の端くれとしてのカンなんだけど、マスコミが食い付くような面白いデータがでるほど、世の中そんなに都合よく出来てない。
— あしやまひろこ (@hiroko_TB) 2015, 2月 16
若年男性が絶食化したと世間をにぎわすデータは、20代男性の160名程度の回答しか得られておらず、信憑性がない。対して、国立機関が実施した十分なサンプル数に基づく「出生動向基本調査」では未婚者に限定しても、20代後半の70%が性交経験アリと回答しており、性交経験は高止まりしている。
— あしやまひろこ (@hiroko_TB) 2015, 2月 16
絶食化報道が明確に誤りであるという根拠はこちら。1992年から2010年まで、性交経験率は急激に落ち込んでいるようなことはなく、急速な草食化など起きていない。 http://t.co/Bxof9glAbE http://t.co/b8G34Ax1HR
— あしやまひろこ (@hiroko_TB) 2015, 2月 16
そして結局この顛末に
毎日新聞が2/5に「性交経験率が5割を超える年齢は「29歳」」とした報道は、誤報でした。本日「5割を超える年齢は男性で「20歳」、女性「19歳」だった」と記事を訂正していました。つまり、絶食化など起きていません。詳しい検証は以下 http://t.co/e3psCJMHlG
— あしやまひろこ (@hiroko_TB) 2015, 2月 19
データを正確に読む必要性なんかは
次の記事にまとめました http://www.hirokotb.com/?page_id=1890
0 コメント